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犬にとっての散歩は、社会化、運動、気分転換などの要素があり、中でも子犬の時は、他の犬や人と触れ合う社会化の要素が極めて重要だと考えられています。
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三春町の農家の女性6人で作る「芹沢農産加工グループ」が太陽光発電による電気を冷凍庫や保管庫、もちつき機に利用し、農産加工品を生産している。東北電力の原発は再稼働していないが、「原子力発電にはもう頼らない」。そんな心意気を原発事故の影響に苦しむ福島から示す。

グループ代表の会沢テルさん(71)は「原発事故で一瞬にして、私たちの食に対する安全は否定された。原発に頼らない生活をしたい、と太陽光の利用を考えた」と話す。

太陽光発電の施設建設費は約100万円。通常価格の3分の1といい、原発事故後、町の農業女性と農業再生に取り組んでいる「福島・農と食再生ネットワーク」(西沢江美子代表)が支援金やカンパを集めて協力した。

メンバーの自宅裏の高台にパネルを設置し、5月下旬から発電。敷地内にある加工所に電気を送っている。パネルは縦125.7センチ、横97.7センチで、36枚ある。発電能力は毎時5キロワット、加工所内の施設と照明はすべて太陽光でまかなっている。

作っているのは、ミソ、漬けもの、もち、まんじゅう、凍(し)み餅、凍み大根など。原料段階と加工品に仕上げてからの2回、町の放射線測定器で測定し、国の基準の5分の1(1キロ当たり20ベクレル)以下を独自基準に設定して、出荷している。町内の直売所のほか直送方式でも売っている。

厳しい基準にしたのは、「消費者に迷惑をかけることはもちろん、『また福島産から放射性物質』と騒ぎになるのが何よりつらい」(会沢さん)からだ。「これらの加工品は古くから主食、副食として親しまれてきた。次世代に引き継ぐのが私たちの役割だと思う」と話す。

物心両面で協力、支援してきた西沢代表は「原発の足もとから原発に頼らない営みを実現させ、農業生産エネルギーを自給する意義は大きい」。会沢さんたちの試みに期待している。

出典:朝日新聞
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