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じりじりと太陽が照り付ける夏。韓国でも夏の味覚、ハモが楽しめる。「ケッジャンオ」という韓国語もあるが、「ハモ」で通じる。しかも、主産地・麗水(ヨス)では「ユビキ」という日本語まで使われているのだ。
麗水国際博覧会の会場から車で約20分、さらに渡船に乗り、10分足らずで大鏡島(テギョンド)へ。船着き場そばの鏡島会館では、海を眺める食卓で人々が鍋をつついていた。
ハモの骨から取っただしに高麗ニンジン、ナツメなどを入れたスープが沸騰し、ハモをつけると花が咲いたように白身がふわっと開く。付け合わせのニラやエノキダケも一緒にささっとくぐらせ、それを甘草(かんぞう)やショウガなどをしょうゆに混ぜたたれにつけ、エゴマの葉や生タマネギに載せて食べる。さっぱりした味で、潮風とともに清涼感を誘う。
全羅南道海洋水産科学院麗水支所によると、麗水のハモは戦前から日本に出荷されていた。植民地支配からの解放後も輸出は続く一方、地元では調理済みの日本式の湯引きが店で出され、高級料理だった。
鏡島会館の創業者、朴淳英(パクスンヨン)さん(68)も1960年代から下関や神戸に輸出。「高値で取引されてよかったが、90年ごろ、安い中国産に押されて割に合わなくなった」。輸出をやめ、94年に開業。やがてしゃぶしゃぶによる「ユビキ」が韓国人に好評で主流となった。
暮れなずむ空を見やり、旬を味わう。近くでは、ほろ酔い客がスプーンで調子を取り、アリランを歌い始めた。
出典:西日本新聞
麗水国際博覧会の会場から車で約20分、さらに渡船に乗り、10分足らずで大鏡島(テギョンド)へ。船着き場そばの鏡島会館では、海を眺める食卓で人々が鍋をつついていた。
ハモの骨から取っただしに高麗ニンジン、ナツメなどを入れたスープが沸騰し、ハモをつけると花が咲いたように白身がふわっと開く。付け合わせのニラやエノキダケも一緒にささっとくぐらせ、それを甘草(かんぞう)やショウガなどをしょうゆに混ぜたたれにつけ、エゴマの葉や生タマネギに載せて食べる。さっぱりした味で、潮風とともに清涼感を誘う。
全羅南道海洋水産科学院麗水支所によると、麗水のハモは戦前から日本に出荷されていた。植民地支配からの解放後も輸出は続く一方、地元では調理済みの日本式の湯引きが店で出され、高級料理だった。
鏡島会館の創業者、朴淳英(パクスンヨン)さん(68)も1960年代から下関や神戸に輸出。「高値で取引されてよかったが、90年ごろ、安い中国産に押されて割に合わなくなった」。輸出をやめ、94年に開業。やがてしゃぶしゃぶによる「ユビキ」が韓国人に好評で主流となった。
暮れなずむ空を見やり、旬を味わう。近くでは、ほろ酔い客がスプーンで調子を取り、アリランを歌い始めた。
出典:西日本新聞
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